Hokubei Mainichi
6/05/1999

  

『気』マスター 新倉勝美

『気』の力で難病を治す


6月11日から13日まで、サクラメント、サンフランシスコ、ノドバの3ヶ所で『気のデモンストレーションとワークショップ』 を開く。

これまで『気』を使って、医者がさじを投げた末期ガンなどの難病を治してきた。ミシガン州スターリングハイツにある合気道道場「綾空会」にはガンや脳腫瘍などから肩の痛みを訴える人まで、さまざまな病気を持つ人が毎日約40人から60人やってきて『気』を受ける。ベットから動けないひとはこちらから訪問し、また米国内を含め日本など遠隔地に住む人にも電話で『気』を送る。

薬を一切使用せずに病気を治す気とはいったい何なのか。 "『気』の力は呼吸の力なんです。空気が動くとエネルギーが発生して物が動きます。この動かすものが風です。体の中にも風があって、血液や臓器を動かしています。それが呼吸なんです。”

深く息を吸って、それを一度腹の底に貯めるようにしてエネルギーに変えてから手から出す。これが『気』だという。

自分の体から出ているのではないかと気付いたのが、格闘技を習い始めた12歳の時だった。

"体が小さかったのでなんとか強くなりたくて格闘技を始めたのですが、友達同士でけがを治し合っているうちに、(湿布などを貼っても)私が手当てをした子はすぐに治ることに気付きました。 それで自分の体から人を治すエネルギーが出たいるのではないかと思うようになったのです。"

少年時代から、水が流れているのにもかかわらず止 まっている鯉を見ては、いったいどんな呼吸をしているのをしているのだろうと、呼吸に興味を持っていた。格闘技を始めてからもさらに強くなりたくてマムシやイタチなどが、小動物を襲うときの呼吸、また動物が子供をかわいがってなめている時の呼吸などを観察して、自分の体で覚えていった。それが人を治す力になったと言う。

"治療のために『気』を使おうと思ったきっかけは、長女の脳腫瘍です。7歳の1976年に発病し、手術後7ヶ月で再発、そしてその後5年間で7回再発を繰り返しました。これ以上は手術はできないと医者から見離された時、何とか助けてやりたくて、毎日娘を抱きかかえながら患部に手を当て『気』てを送りました。その時はっきりと自分の手から何かが出ているのを感じたのです。"

自分の命にカえても治してやるという願いが込められた『気』がとうとう脳腫瘍を消し去る。手術をせずに治す、医者には信じがたいことだった。長女は日本の在命記録として、今までも元気に生活している。

"結局は愛なんです。自分の命にかけてなおすという愛が『気』には欠かせないのです。"

医師免許がないため、治療代は全て無料。治療の合間に合気道を教えて生計を立てているが、生活はかなり厳しく乞食をしたこともある。空手、柔道、剣術などありとあらゆる格闘技を習得、67年には世界空手チャンピョンにまでなったその実力に、何人もの大男を飛ばすほどのパワーの『気』が加われば習いたい生徒は後を絶たず、その授業料でかなり楽になると思うのだが、"『気』は治療のためだけに使う" という信念を貫いている。

"『気』は誰にでもできるものです。現在、弟子は2百人いますが、ある病気に関しては、私よりも強い気を出すものもいます。気を出せる人が千人いれば、一日に一万人の人を治すことができます。目標は千人の弟子です。"

月曜日から木曜日まではミシガン州で、週末はそれぞれニューヨークとオハイオ大学医学部でワークショップ、治療にあたる。格闘技の敵から病気へと相手こそ変わったが命を張っての闘いの人生はまだ続く。

二人の子供はすでに結婚在日の妻と離れて一人暮し。神奈川県出身 


ご意見やご感想、お待ちしております。
Eメールは、こちらへどうぞ。

無断転載禁止  著作権は、それぞれの出版社に属します。


               
email: info@ryokukai.com